ESDudioについて

ESD(Education for Sustainable Development)は持続可能な開発のための教育です。昨今、貧困、飢餓、環境汚染、戦争、災害などといった問題が世界中で注目されています。2015年に193ヶ国に採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals/ SDGs)は、先進国と途上国が共通だが差異のある責任を背負って共に上記の問題解決に取り組むための目標です。ESDはそれを実現するための教育とも言えます。

また、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です(文部科学省から引用)。

ESDudioはESD+Studioからなる造語です。Studioは現在では「スタジオ」、すなわち芸術家の仕事場(アトリエ・工房)という意味を持ち、練習や実験、創造力を働かせて作品や物を作る場所です。一方で、ラテン語の「studium」(勤勉)を由来する言葉でもあり、そして英語(study)、スペイン語(estudiar)、ドイツ語(studieren)などでは「勉強」という意味も持っています。

ESDudioでは、身近なところ、または日常生活においてESDを取り組むためにどうすればいいかを考えるべく、以下の多岐にわたる分野において日本で活動している若者を中心に集い、話し合い、参加者同士が繋がり、そしてネットワークを広げ、そしてアクションにつなぐことを目標としています。

取り組んでいるテーマの一覧:持続可能な開発目標の17の項目(貧困、飢餓・食糧、ジェンダー平等、健康、水と衛生、気候変動、生物多様性、包括的な経済成長、包括的かつ公平な質の高い教育、再生可能エネルギー、平等社会・世界、レジリエントで持続可能な都市、持続可能な産業化・生産消費形態)、防災・減災、サイエンス・コミュニケーション、ギフト経済、少数民族と文化の保護、紛争解決、哲学、地域活性化、政治、心理学、戦争と平和、国際理解、多文化共生などなど。

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